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Международные отношения

和を見出すこと、生き甲斐を持つこと。

04.05.2021

本紙のインタビューに答えて、德永博基日本国特命全権大使が貿易、投資、オリンピック、そして日本の儀式や生き甲斐の概念まで語った。

1) 日本とベラルーシの外交関係は1992年1月26日に樹立されたが、德永大使は2019年9月2日に任命されて初代大使となった(それまでは駐ロシア日本国大使がベラルーシを兼轄していた)。内部からこの国を見てこそ、この国で起こっていることの成り行きがより見え易いと言えるか。

 

(回答)

 ある国で起こっていることを理解するには、その国の歴史・文化・国民性などを理解することが不可欠であり、そのためには書物や映像を通じて得た知識だけでは足りないと考えている。私は既に5年近くベラルーシに住み、ベラルーシ人と接してきている。その経験があるからこそ、ベラルーシ国内で起こっていることもより理解しやすくなったし、ベラルーシの人々が国内外で起こっていることをどう感じているかをより推測しやすくなったと思う。

 

2) 日本とベラルーシの貿易高は、2019年に前年比約80%増加して、近年では最も高い数値の一つを記録した(167百万ドル)。2020年は9月までは133.6百万ドルとなり前年比14%成長のペースで増加していたが、主にベラルーシによる輸入が増加していた。ベラルーシからの輸出は、前年同期比21.9%減の17.6百万ドルであった。2020年の通年の貿易データはどうなっているか。なぜ日本のベラルーシからの輸入はこんなに少ないのか。何かが足りないのか、或いは物流が障害となっているのか。

 

回答

2020年通年ベースの貿易高は191.3百万ドルであり、2019年対比、+24百万ドルであり、非常に好調であった。しかし、輸出額(日本からの輸入)だけでみると、-2.3百万ドル(2019年:29.2百万ドル、26.9百万ドル)とマイナス成長であった。

物流は確かに障害になっているが、最近では中国経由での輸送によりリードタイムの削減に繋がっていると話を聞いている。他方で、ベラルーシと日本の産業構造が似ており、ベラルーシの強いセクターは日本においても強く(例:自動車、建設機械、乳製品など)、ベラルーシ企業が入っていく隙間が限定的なことも一つ輸入が伸び悩んでいる理由であろう。

また、日本企業にとって、相手国のビジネス環境も重要と承知している。

 

3) ベラルーシの対日主要輸出品目はカリウム肥料、ガラス繊維製品、アルミニウム合金、医療設備である。日本からの主要輸入品目は自動車部品、ガスタービン及びその附属品、タイヤ、ゴム製品である。2021年はこれらのリストに新たな品目は加わるか。

 

回答

日本企業が新たな製品をもってベラルーシ市場に進出する可能性はある。感染症の拡大状況が落ち着いた後には、両国間の経済関係がさらに発展し、取扱品目が増えていくことを願っている。

 

4) 技術立国日本にとって、世界のハイテク分野での競争における新興のテクノロジー部門としての中国はどの程度重要な要素か。それは日本の成功にどのように影響を与えるか。

 

回答

日本と中国は、ハイテク分野で良きライバルであり、世界の人々の生活をより豊かで便利にするために互いに競争し、また協力しながら技術を高めていくのは良いこと。知的所有権を尊重し、公正な競争を確保することが重要であり、そのことが日中双方及び国際社会の全ての国と世界の人々にとって良い結果をもたらすと考えている。

 

5) 日本の対ベラルーシ投資の水準はどの程度か。直接投資は何%か。どのような投資計画が実施・計画されているか。

 

回答

2020年1月時点での日本のベラルーシに対する直接投資高は1.4百万ドルであるが、これは控えめに言っても小さい数字である。当面はCOVID-19の感染状況の影響もあるだろうが、成長ポテンシャルは十分あると考える。ベラルーシ企業と日本企業の共同工場設立という案もあったが、新型コロナウイルス禍とベラルーシ国内の政治情勢などを考慮して、見合わせている可能性がある。

 

6) 2004年以降、日本大使館はベラルーシで「草の根・人間の安全保障無償資金プログラム」を実施。同プログラムは本質的にどのようなものか、2004年以降の実施件数と対象分野、支援総額はいくらか。

 

回答

これまでで合計56件、総額約400万ドル(4,308,999)の支援が行われており、ベラルーシ各地の病院で合計200台以上の医療機材の導入や更新に役立てられている。昨年は、全部で4件、総額22万ドル超の支援が行われた。当初は、チェルノブイリ原発事故の復興という名目の下、医療が中心分野であったが、近年、教育や福祉分野など裾野を広げた支援を実施している。

 

7) 2018年、大使館も協力して、5月に東京と大阪、9月18日にミンスクで、ベラルーシ・日本経済フォーラムが開催された。その後、両国のビジネス関係者の間でコンタクトの継続や交流促進に繋がったか。

 

回答

ご指摘のフォーラムも含めて、これまでに実施されてきた数々のイベントの成果が徐々に表れてきていると感じている。昨年12月には、東京で初めてベラルーシ食材の店「Nature kiosk」が開店した。両国のビジネス関係者の努力が実り、近い将来に良いニュースとして発表されることを期待している。

両国のビジネス関係者の間でのコンタクトや交流は、常に行われていると承知している。

 

8) 今日ベラルーシでビジネスを行っているのはどのような日本企業か。JTI、ヤマザキマザック、東京インスツルメンツと、他にはどこか。在ベラルーシ日系企業は何社あるか。

 

回答

ベラルーシに事務所や工場を持つ日系企業は、11社ある。ご指摘の会社に加えて、主な日系企業を挙げると、日本有数の医薬品会社である武田薬品がベラルーシに事務所を置いており、ベラルーシに処方薬と市販薬を輸出している。また、JUKIという会社がベラルーシで業務用・家庭用ミシンの製造と販売を行っている。同社のミシンは、ベラルーシのミシン市場の約80%を占めている。たばこ会社のJTIも多くのベラルーシ人を雇用して活動している。近年は、ベラルーシの潜在力が世界から注目を集めているIT分野でも、新たに2つの会社が登記されたと聞いている。

 

9) 2018年1月に日本がベラルーシ人に対する査証手続き緩和措置を導入した結果、日本大使館の査証発給件数は約1.5倍に増加した。ベラルーシ側は2018年に日本人に対して30日間のビザなし滞在を認めた。ベラルーシを訪問する日本人は増加しているか。2019年と2020年にベラルーシから日本を訪問した人は何人か。

 

回答

ベラルーシ統計局のデータによると、ベラルーシを訪問した日本人の旅行客は、2019年には266人であった。また、日本の出入国在留管理庁が公表しているデータによると、2019年に訪日したベラルーシ人は2,000人強で、その60%以上は観光、約30%は商用目的での訪日であった。2020年のデータは、このインタビュー実施時点では両国共に未公表だが、COVID-19の世界的拡大により、人的往来は大幅に減少したと推測される。

 新型コロナウイルス禍を克服した後、両国の人的往来が再び活発化することを期待している。

 

10) 日本にあるROTOBOという組織はどんな活動をしているのか。

 

(回答)

 ROTOBOは、日本とソ連との貿易を促進するため、1967年に設立され、現在はベラルーシ、ロシアの他、バルト三国を除くNIS諸国及びモンゴルの計13カ国と日本との間の貿易・投資関係の拡大と交流の促進を図り、日本とこれら諸国との通商の振興に貢献することを目的として活動している。その目的を果たすため、調査・研究・情報提供、交流促進事業、ビジネスサポート、対象国の支援などを実施している。同会が公表しているデータによると、2020年3月時点で100社以上が会員企業となっている。

2018年10月には日本有数の企業の幹部から成るROTOBOの代表団がベラルーシを訪問し、当時の副首相、工業大臣、共和国議会の議員と面会した他、Белаз社などを訪問している。

 

11) ベラルーシ原発が稼働開始した。フクシマの事故を経験した国として、我々にどのようなアドバイスができるか。

 

回答

 ベラルーシはチェルノブィリ原発事故被害を経験し、悲しい教訓も得た国であり、被災者支援の分野では日本よりも多くの知見と経験を有し、日本にアドバイスできる国である。ベラルーシ原発が、安全対策を重視して運営されることを期待している。

 

12) ミンスクと仙台は姉妹都市となっている。両市は8,000km離れている。いつか両市が直行便で結ばれる可能性はあるか。今日、ベラルーシから日本に行くのに最も早く快適なのはどのような方法か。

 

回答

両国の関係が緊密になり、将来、まずは首都間の直行便が開通することを期待したい。現時点では、欧州か中東を経由して飛行機を乗り継いで日本に渡航するルートが便利であり、私もそのルートを利用している。

 

13) 今年、感染症のため一年延期されていた五輪が東京で開催される。準備はできているか。ベラルーシの選手たちは国を代表する形で五輪に参加することを禁じられるとの情報につき、どう捉えているか。

 

回答

現在、東京都と東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、国際五輪委員会IOCほか関係機関と協力しつつ、感染症防止策も含めて開催準備を進めている。先日、海外からの観客の受け入れを断念するに至ったのは残念ではあったが、現在の状況を考えれば致し方ない。世界の人々には、映像を通じて大会を応援してほしい。

ベラルーシの選手の参加に関しては、202138日のIOC理事会の決定により、IOCからベラルーシ五輪委員会への財政的支払いが一時停止されることとなったが、ベラルーシ人アスリートの2020東京大会への参加及び準備のための支払いは、その措置の例外とされていると承知している。また、オリンピック・ムーブメントの全ての参加者に対し、ベラルーシ人アスリートの権利とオリンピック・ムーブメントの名声を保護するため、IOCの措置を尊重することが要請されている。

 

15) 貴使は、ベラルーシで昨年8月9日の選挙以降続いている対立についてご存じだろう。それについて何か思うところはあるか。日本は、贔屓のない目で焦点を合わせるには理想的な立ち位置にいる。

 

回答

本件に関して、日本はこれまで繰り返し、ベラルーシ当局に対して、市民の恣意的な拘束や力による弾圧を直ちに停止し、法の支配と民主主義の原則を遵守して国民的対話に取り組み、事態に真摯に向き合うよう、強く求めてきている。

 日本語の「和」という言葉には、「調和」や「仲良くする」などの多様な意味が含まれているが、今、ベラルーシ社会に必要なのは「和」であると考える。一日も早く、ベラルーシの社会が和で満たされることを願っている。

 

16) ヨシフ・ゴシケーヴィチとその妻エリザヴェータは、ベラルーシと日本の関係発展の歴史において特筆すべき著名人である。では今日において両国の歴史を紡いでいるのは誰か。

 

(回答)

 ピョートル・クラフチェンコ元駐日大使やセルゲイ・ラフマノフ前駐日大使が挙げられる。クラフチェンコ氏は駐日大使として両国の友好関係発展に尽くされた他、ゴシケーヴィチに関しても盛んに執筆し、日本では講演活動もされていた。ラフマノフ氏は大使を務めた後、共和国院議員として両国の政治・経済関係の発展に貢献された。両氏は今でもご活躍中である。

文化の分野では、例えばベラルーシ国立舞踊学校の元芸術監督であるクララ・マリシェヴァ氏は、バレエの指導を通じて日本とベラルーシの友好関係の発展に寄与したことで、2018年の秋に天皇陛下から叙勲されている。

これまでの両国関係の発展は、政治・ビジネス・教育・芸術など様々な分野で日々活動している市民の皆様の貢献のお蔭であると思っている。

 

18) 世界における日本のイメージは、儀式であろう。茶道、芸者、桜の開花、ハラキリ。21世紀の日本の生活におけるもっとも重要な儀式について話してほしい。

 

回答

芸者は職業であり、またハラキリが儀式に当たるかどうかは分からないが、日本のイメージがいくつかの儀式と結びついて形成されていることは確かであろう。

ベラルーシで広く信仰されている正教にも一定の儀式が存在するように、日本でも慶弔をはじめとして人々にとって重要な出来事の際に行われる儀式がいくつもある。

天皇の即位を内外に宣明する儀式として20191022日に実施された即位礼正殿の儀は、最も壮大で格式高い儀式の一つであると言える。

春、桜の咲く季節の花見も、人々にとって大切な楽しみである。ミンスクには、仙台公園などに日本の桜があるが、また桜の下で野点などの茶道の儀式をしたいと思っている。

 

19 日本の幸せの概念、「生き甲斐」について話してほしい。この言葉の意味は、人にとっての人生の意味、それがあるからこそ、人は朝起きることができるようなもの、という理解で正しいか。

 

回答

「生き甲斐」をひとことで語ることは難しい。それぞれの人で定義が違うだろうが、よく言われることは、「他人の役に立ちたい」ということだ。自分のことだけでなく、他人も幸せにしたいという気持ちが「生き甲斐」につながると思う。ある人にとっては、対象は「家族」であるかもしれないし、別の人は「国」であり、又別の人は「地球」であるかもしれない。「誰かの、何かのために私は働く、存在する」という思いが「生き甲斐」ではないだろうか。私については、日本とベラルーシの人々の末永い友好のために働くということが、今の「生き甲斐」であり、いつも「どうしたら、日本人とベラルーシ人が、お互いを尊敬し、仲良くなることができるだろうか」と思案している。

 

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Автор публикации: Дмитрий ДРИГАЙЛО


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